見つけましょう、
あなたにぴったりのオイル。

いつまでも健康で美しく、
生き生きとすごしてきたいと願う方にとって、
オイルは強い味方になります。
そのためには「自分に必要なオイル」を見つけることが大切。
脂肪酸の種類がわかれば、
どんなオイルが自分に合っているのか、
どんなオイルを摂ればいいのかがわかります。

オイルの種類

不飽和脂肪酸(常温で液体。主に植物性)

オメガ3

  • 血液サラサラ
  • 脳の活性化
  • アレルギー抑制
  • アンチエイジング
  • 免疫力の強化

DHAやEPA、DPAを含む不飽和脂肪酸の総称です。様々な効能が期待できること、体内で作ることができないことから、積極的に摂取したい脂肪酸です。熱に弱いため、 お料理に使うときには常温で使用しましょう。

おもなオイル:生の青魚、エゴマオイル、アマニオイル、チアシードオイル、 サチャインチオイルなど。

オメガ5

  • 抗酸化
  • 抗アレルギー
  • アンチエイジング
  • ダイエット

ほかの植物オイルにはない成分「プニカ酸」が含まれているいま注目のオイル。プニカとはラテン語で「ざくろ」のこと。オイルもほのかにざくろの風味が漂っています。

おもなオイル:ポメグラネートシードオイル

オメガ6

  • 体内に入ってきた毒物の感知

オメガ3系と同じく体内で生成できない必須脂肪酸ですが、摂りすぎには要注意なことが最近の研究でわかってきました。オメガ6系に多く含まれる「リノール酸」の過剰摂取は、アレルギー症状の誘因、血栓促進、うつ病誘発などの原因になります。オメガ3系とオメガ6系の摂取のバランスは1:2~1:4が良いとされています。外食やコンビニ食などで知らず知らずに摂ることが多い脂質なので、自宅でのお料理などではできるだけ摂らないようにするなど工夫が必要です。

おもなオイル:コーンオイル、菜種油、大豆油、ごま油、ヘンプシードオイルなど。

※ごま油には体内の活性酸素を抑制し、肝臓保護作用、動脈硬化やがんに働きかける抗酸化成分が豊富。また、ヘンプシードオイルの脂質構成はリノール酸(オメガ6)とαリンレン酸(オメガ3)の含有率が3:1と好バランスです。

オメガ7

  • 糖尿病予防
  • 脳卒中予防
  • 抗炎症
  • コレステロールサポート

パルミトレイン酸、バクセン酸、マルガロレイン酸を含む不飽和脂肪酸の総称です。パルミトレイン酸がもっとも一般的なオメガ7の脂肪酸で、卵、鮭、アンチョビ、イワシ、マカダミアナッツなどに含まれています。最近の研究では、パルミトレイン酸のインスリン感受性の高さから、糖尿病予防効果が期待されるのではないかと言われています。

おもなオイル:マカダミナッツオイル、シーバックソーンオイル。

オメガ9

  • 生活習慣病の予防・改善
  • 悪玉コレステロール除去
  • 便秘解消

いまや一般的になったオリーブオイルはここに分類されます。おもな脂肪酸であるオレイン酸は、不飽和脂肪酸の中でもっとも酸化されにくいため熱にも強く、加熱するお料理に向いています(もちろん常温での使用もOK)。

おもなオイル:オリーブオイルアボカドオイル米油、マカダミアナッツオイル、ピーナツオイル、サンフラワーオイルなど多数。

飽和脂肪酸(常温で固体。主に動物性)

オメガ3

  • 体脂肪・内臓脂肪の減少
  • 肥満・コレステロール上昇リスクの軽減
  • 心筋梗塞・動脈硬化リスクの軽減
  • 抗酸化力

最大の特徴は優れた消化吸収力です。消化酵素や胆汁酸の力を借りなくても消化され、一般的な油より約5倍早く分解されるため効率的なエネルギー源となります。カラダへの負担が少ないのでエネルギーを積極的に必要とする未熟児や腎臓病患者、消化器疾患患者などへの栄養補給など医療現場でも活用されています。

おもなオイル:ココナッツオイル、ババスオイル、パームオイル、バターなど。

オメガ5

  • 脂肪のストック

動物性脂肪酸のウエイトが高い長鎖脂肪酸は体内で固まりやすく、カラダに蓄積されやすいのが特徴です。摂取は控えめに。

おもなオイル:牛脂、豚脂、ラード、カカオバターなど。

オメガ9

植物油に科学的処理を施し、人工的に固体化する過程で発生する有害物質で、絶対に摂りたくない脂肪酸です。心臓に蓄積し、心疾患や糖尿病、肥満のリスクを高めます。マーガリンや菓子パン、スナック菓子、焼き菓子、などに使用されていることが多いです。

 

 

オイルの作用

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オイルの加熱・調理について

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