カフェチェア

  • 2012.11.23

カフェチェアは、1800年代初期の英国でデザインされたウインザーチェアをオマージュとして、デザイナー岩倉榮利 氏と飛騨高山の匠により、1995年にリデザインされました。

日本人のライフスタイルや体系に合わせてつくられたカフェチェアは、全て一人の職人の手によりつくられています。大量生産品があふれている時代に、ひとつひとつ心をこめてつくられた椅子です。

背中にそって曲げられた背部は、蒸気によって曲げられています。一本の無垢材の棒を曲げる技術は当時の英国にはなかった技術です。1本の細い無垢材を曲げることで、大きな角材を削りだし接ぎ合わせるよりも、コストや手間は格段に抑えることができます。

背中で脚と座面を接いでいる細い棒は、スポークと呼ばれています。細い骨格は強度を考え、ウォールナット材よりも硬く強いナラ材を使用しています。ナラ材とウォールナット材の絶妙なツートンカラーと、強度を合わせもった美しいデザインとなっています。

お尻の形に削られた座面の”ざぐり”と呼ばれる技術は、職人がカンナを使って仕上げています。何度も手で感覚を調整しながら削り合わせる座面の座り心地は、座ってみてはじめて感じることができます。
木を選ぶところから、加工、組み立て、接着、塗装まで、全てを1人の職人が担当し、最後にシリアルプレートを打ち込み完成します。シリアルプレートは、いつ、どの職人がつくったのかをすぐにわかるようになっています。そこには、職人のクラフトマンシップを感じることができます。

 
 
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