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~日本のミッドセンチュリーシーンを支えてきたデザイナー達~Vol.2 水之江忠臣

  • 2016.12.30

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水之江忠臣(みずのえ ただおみ)
知る人ぞ知るデザイナーといった方でしょうか。
不勉強でなんだか申し訳なくなってしまいますが、今回ちゃんと調べるまで私はこの人のことを知りませんでした。
 
前川國男の友人であって、ずっと前川國男の建築に家具を添えてきたのが水之江忠臣だそうです。
所員のかたちをとってはいましたが、パートナーとしてずっと家具をデザインしていたと聞きます。
 
そんな水之江さんに注目が集まるのが昭和29年に建てられた神奈川県立図書館。ここで彼がデザインした椅子は丈夫な材で作られた脚に座と背が成形合板で製作されていて、これがとても高く評価されたのです。
今の図書館はすべて椅子が更新されてしまい、水之江さんの椅子は見れなくなってしまいましたが、このときの椅子がきっと初代の“水之江ダイニングチェア”だったのではないかなと思います。
無垢でつくられた直線的な脚に3次元曲線をもつ成形合板の背と座。
とてもシンプルで主張はしてこない控えめな印象の椅子。
座ってみるとすっと体を支えながら包むような安定感がある、板座ながら心地のよい椅子だとわかります。
 
天童木工社への取材を通じて、日本ミッドセンチュリーデザインを代表するデザイナーとその作品を紹介します。

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~日本のミッドセンチュリーシーンを支えてきたデザイナー達~
Vol.2 デザイナー 水之江 忠臣を読む。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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